「核抑止力という神話」

 

 

  神話って、現実に根拠のないことを指示することばでもあります。

 

  「抑止」とは、「上から」おさえつけて進行をとめるという意味ですから、

カンドコロは「上から」にあります。

対等ではない。上位の者が下位の者を「おさえつける」ことですね。

 

  とすれば、アメリカ合衆国とか日本国とかいう名の国家は、

朝鮮民主主義共和国という名の国家より「上位」であることを

前提としなければ、「抑止」という行為はなりたたない。

 

  はじめから、相手を下に見て(見下して)、

嵩にかかって、こちらの意志をおしつけようとする、

これが抑止だとするなら、核抑止とは、

核をもっているという事実そのものが、相手より上位である、

ということを前提にした概念だということになる。

 

  相手が、自分は劣位にあると自覚しているなら、

そういうこともなりたつかもしれないが、

そうでない相手には、通用しませんね。

 

  国家に上下の序列を、それも、

上位であると根拠なしにおもいこんでいる国家が、つけることそれ自体、

「国際関係」のありようとして、まっとうなことでしょうか?

 

                                                                                 彦坂 諦

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