韓国映画『1987、ある闘いの真実』を是非!

皆さま
こんばんは。増田です。これはBCCでお知らせしています。重複・長文ご容赦を! 昨日、東京都学校ユニオン恒例、月末都教委糾弾ビラまきを行ったあと、評判の韓国映画『1987、ある闘いの真実』をシネマート新宿で見てきました。あらすじは以下のURLにありますが
主要部分をコピペしますと以下です。

「1987年1月、全斗煥大統領による軍事政権下の韓国。南営洞警察のパク所長は北分子を徹底的に排除するべく、取り調べを日ごとに激化させていた。そんな中、行き過ぎた取り調べによってソウル大学の学生が死亡してしまう。警察は隠蔽のため遺体の火葬を申請するが、違和感を抱いたチェ検事は検死解剖を命じ、拷問致死だったことが判明。さらに、政府が取り調べ担当刑事2人の逮捕だけで事件を終わらせようとしていることに気づいた新聞記者や刑務所看守らは、真実を公表するべく奔走する。また、殺された大学生の仲間たちも立ち上がり、事態は韓国全土を巻き込む民主化闘争へと展開していく。」1980年の光州事件…映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』が描き切っているかと…から7年、続く軍事独裁政権の強権政治に良心をもって抗う学生、検事、新聞記者、看守、宗教者たちの職と命を懸けた闘いが目の前で大迫力をもってハラハラドキドキに展開します。

「アカ」「北朝鮮のスパイ」と見なされたものへの剥き出しの暴力・拷問の凄まじさ…戦前日本の特高警察もかくや…それでも抗う普通の人々の崇高さは、剥き出しの暴力には幸い未だ出会ってない私には正直、とってもしんどいものでした。でも、心底、見て良かったと思います。

文在寅大統領を誕生させた100万人のロウソクデモは、突然に沸き上がったものではなく、光州事件からこの1987年6月の民主化抗争に続くもので、不正に命を懸けて抗議する伝統の地下水脈の上に生まれたものだということがよく分かりました。

そして文大統領のスピーチにあった「分断の暴力(国が南北に分断されているが故の相互不信から生まれる官憲による暴力)を、朝鮮戦終結宣言をして、もう終わらせようではないか」という言葉の意味も…

韓国の民主主義は、本当に韓国の普通の人々が職と命を懸けて闘い取ったものだ、ということもよく分かりました。

翻って我が日本を考えます。戦前、天皇政府の侵略戦争に反対し平和と民主主義を求めた山本宣治は右翼に…政府が指示していたような…暗殺され、小林多喜二は警察で虐殺されたわけですが、明治憲法下では大きな抵抗運動は不可能で、抗議運動は起こせなかったのでした。メディアもほぼ検閲下にあり、真実の報道は不可能でした。

でも、韓国では良心ある検事が一人いて、警察での拷問殺人隠蔽のために全斗煥大統領の側近がソウル大生の「遺体を法に決まった解剖をしないで火葬しろ」と命じられ、逡巡しながらも良心に従って拒否。辞表を出す。良心ある医師が「拷問死」を認める。東亜日報が発行禁止措置などの弾圧を恐れず真実を報道し他社も続く…学生たちがデモに立ち上がる…

『タクシー運転手』で光州の運転手を演じたユ・へジン…彼が演じた無名の庶民の優しさ強さには涙が吹き出ました…が、この作では良心ある刑務所看守として素晴らしい演技をしています。もちろん、出演者はみんな熱演ですけど…

個人的好みで言えば、学生運動のリーダーで、戦闘警察の催涙弾の直撃を受け死亡する李韓烈(イ ハニョル)を演じた、目元涼やかなイケメンのカン・ドンウォンが良かったかな(笑)…
シネマート新宿では、あと2週間くらいは上映するそうです。
http://www.cinemart.co.jp/theater/shinjuku/lineup/20180421_15021.html

皆さま
首都圏でご都合がつけば、ぜひ、見に行ってください! あ、でも、私は宣伝費など受け取ってませんから(笑)…

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