コスタリカ報告

みなさま

 

こんにちは。

22日から一週間、旅行社のツアー「ジャーナリストの伊藤千尋さんと

コスタリカを訪ねる旅」に参加してコスタリカへ行ってきました!

つたない報告記ですが、ごらんくださったら嬉しいです。

 

中米の国コスタリカは、日本に次いで平和憲法を持つ国です。

軍隊を捨てて軍事予算をそっくり教育予算に回しただけでなく、

「周りの国々も平和になってこそ自国の平和も保たれる」と、

内戦していたまわりの国に調停をよびかけて戦闘を終わらせました。

2017年に国連で採択された核兵器禁止条約も、コスタリカが何度も

提案して歴史的採択に結びつけたものでした。

成田空港から11時間かけて太平洋を越え、アメリカのダラスで飛行機を

乗り継ぎ、さらに4時間。コスタリカの首都サンホセのホテルに着いた

のは現地時間午前1時でした。

コスタリカは元々ジャングルだった土地を、スペイン人が開拓した国。

首都サンホセは幾筋もの大通りから階段状に坂がのびていて、段々畑が

そのまま町になったような地形です。

主な産業はコーヒー、バナナ、サトウキビなど。北海道より少し小さめの

国土の4分の1が国立公園や自然保護区。60年ほど前まで森林を伐採

していたのが変わった理由は、なんと朝鮮戦争。1951年、アメリカで

徴兵を拒否したクエーカー教徒41人がコスタリカに移住して、

エコツアーを始めたのがきっかけだそうです。以来、環境保護のための

法整備を進めて、1994年には憲法に環境権を導入しました。

「すべて国民は健康で生態的に均衡のとれた環境に対する責任を持つ」と。

 

国に1つしかないというトンネルを抜けると、むせかえるような濃緑の世界。

湿気をたっぷり含んだ霧をまとう山々は「もののけ姫」の熱帯版のよう。

ここに世界の6%という多種多様な動物や植物が息づいています。

緑したたるコスタリカは、電力も99%が自然エネルギー。(1%は化石燃料)

豊富な河川で全電力の7割を水力発電でまかない、3割は風力、地熱発電など。

しかも地熱発電の技術は日本が支援しているとか!

雄大なアレナル火山のふもとにあるタバコン温泉は、川が温泉―!ぬるめの

お湯に足をひたすと、長旅のコリがほぐれていきます。日本にもこんな温泉

あったらいいな~。

温泉ではしゃぐ人たちの笑顔が教えてくれます。幽玄の山と水と風と温泉が

もたらしてくれるエネルギーは、人も国もこんなに元気にしてくれることを。

それはきっと、地球の裏側だけの話じゃないことを。

~つづく~

添付のマンガは全部実話です^^

(転送歓迎です)

 

西岡由香

添付画像

コスタリカ.jpg

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  • コスタリカ.jpg

 

 

コスタリカ報告その2

みなさま

 

こんにちは。

乏しい知識の、しかも大ざっぱな拙文にあたたかいお言葉を

いただき恐縮しています。今回とあと一回、コスタリカ報告に

おつきあいいただけたら嬉しいです。

 

コスタリカの国会議員数は57人で、うち女性議員が26人。法律で

「女性議員を40%以上に」と定められているコスタリカでは、

比例代表制で候補者名簿の上位から当選するとき、名簿順が「男女男・・」

だと、3人当選したとき男女比が2:1になってしまうので、次の

選挙区では名簿順を「女男女・・」にするという徹底ぶり。憲法に

書かれた「男女平等」という理想に近づくよう法律を整備しているのです。

法律を決めるのは議員だけではありません。国会には、国籍に

関係なく市民の要望を伝えられる「市民参加課」があり、市民が、

有権者の5%の署名を集めて「こんな法律をつくりたい」と

もちこんだら、議員とマッチングして法案が審議されるのです。

小学生がマナティの保護を訴えて、法律が成立したこともあったとか。

 コスタリカの国会議員の任期は4年ですが、次の選挙に出る時には

一期4年間をおかなければなりません。大統領は一度なったら、次は

2期8年の間をおかないと立候補できない。憲法改正には3回の手続き

が必要で「同じ議長の時に3回審協議はできない」「3回の審議のうち

1回は別の大統領でないとダメ」。権力者をつくらないしくみ、独裁者が

憲法を改正しないしくみが整っているのです。見習いたい・・

選挙は一種の「お祭り」で、有権者だけでなく、子どもたちもブースを

つくって「模擬投票」。家族で選挙について語り合うのは当たり前。

期日前投票はなく、「選挙の日、雇用主は社員を選挙に行かせないと

罰せられる」という法律まであるとか!

民間の調査機関「国家の現状」の所長、ホルヘ・バルガスさんはこう

語っていました。「民主主義とは、批判し、考え、疑問を抱く能力を

持つことです。選挙は民主主義を学ぶ研究室だと思ってください」。

(転載歓迎です)

 

西岡由香

 

Attachments area

コスタリカ2.jpg

 

コスタリカ報告(終)

 

みなさま

 

こんにちは。

コスタリカ報告最終回ごらんいただけたらうれしいです。

 

「コスタリカで出会った長崎」

まさか地球の裏側まで来て「長崎」に出会うとは思わなかった・・

淡いピンクの南米桜(のうぜんかずら)と隣り合っている銃痕だらけの

建物は、かつて国軍の軍司令部でした。1948年の内戦後、大統領と

なったフィゲーレス氏は「兵舎を博物館にしよう」と、自らハンマー

をふるって兵舎の壁をこわし、軍隊を廃止する平和憲法をつくったの

です。その言葉通り、今、この建物は国立博物館になっています。

中に入ると紀元前の遺跡、スペイン人による開拓、そして近代までの

歴史がずらり。

その中のひとつに釘付けになりました。なんでこれがここにあるんだ・・

それは1500年代後半、長崎からヨーロッパに派遣された天正少年使節が

ヨーロッパから持ち帰った印刷機と同じものでした。彼らが運んだ印刷機

は長崎に持ち帰られたのち、聖書や教義書を印刷。一日2000枚刷った

ことも!禁教令後はマカオに運ばれたと聞いています。いま天草や島原の

資料館にはレプリカが展示してありますが、まさかコスタリカで本物を

見るとは・・おそらくスペイン時代に運ばれたものでしょう。使い込ま

れた染みや割れ目が時代を語っていました。

 

早朝、近くの教会に出かけたら、ちょうどミサの最中でした。

ミサの最後には、いつも「互いに挨拶を交わしましょう」とまわりの人

たちと挨拶しあいます。日本では合掌して会釈するのですが、コスタリカ

は違った!まわりの人たちとにこやかに握手したり、肩をたたいたり。

手が届かない距離の人には笑顔で手を振り合ったり。うわーいいなー。

ふと天井を見上げてびっくり。長崎の浦上天主堂には、原爆で灼け焦げた

「被爆マリア像」が安置してあり、その横には被爆前の美しいマリア像が

あるのですが、その被爆前とそっくりなマリア像が!あとで聞いたら、

この教会はスペイン隆盛期に建てられ、マリア像はグアテマラから

運ばれたとか。長崎にかつてあったマリア像も、スペインでつくられ、

長崎に運ばれたものかもしれません。

 

コスタリカに移住した日本人ガイドさんが語っていました。

「コスタリカは小さな村にもクリニックや病院があり、医療費も教育費も

無料、「誰も排除しない」という考え方のもと難民を受け入れています。

支援のための食べ物を募ったら「もういいです」というくらい集まります」。

そういえば、と思い出しました。かつて長崎にもそんな光景があったことを。

1571年、キリシタンのまちとして開港した長崎には、信徒たちによって

「ミゼリコルディア(慈悲)の組」という市民団体ができました。病院、

孤児院など7つの施設を寄付で運営し、医療費は無料。教会の中にある

神学校では宣教師たちが西洋の学問や美術などを教え少年使節が持ち

帰った印刷機がフル稼働。信徒の女性たちは貧しい人々のための寄付集め

に回り、支援の米箱を置いていたら、すぐいっぱいになってびっくり・・

やがて禁教令によって施設は破壊され、ミゼリコルディアの鐘の音も消え

たのでした。

 サンホセの通りに立って、遠くから聞こえる教会の鐘の音を耳にしつつ、

不思議な感覚にとらわれました。

デコボコの坂道を、笑顔で行きかう人々。

ショーウインドーに浮かび上がる時計や靴や金属製品。

山に囲まれたまちを通り抜ける湿った風。

あたたかいオレンジ色の灯り。

1600年代初期の長崎も、もしかしたらこんな光景だったのかもしれない。

コスタリカの挨拶は「プーラ・ビーダ(純粋な人生を)」。

「プーラ・ビーダ」と声をかければ空港でも街なかでもみんな

「プーラ・ビーダ」とかえしてくれました。とてもあたたかく、

うちとけやすい笑顔で。

「誰もが、誰かを助けようとする国」――「ミゼリコルディアの国・

コスタリカ」。そこに生きる人々や風景が教えてくれました。私たちが

目指すあたたかい社会は、実は私たちの足元に存在していたのだと。

 

最終日、コスタリカ郊外にある国連平和大学を訪問して、被爆者の

故・谷口稜曄さんのメッセージを寄贈させていただきました。

「核と人類は共存できない」。

谷口さんが逝去される一か月前の2017年7月、コスタリカが議長国に

なって国連で核兵器禁止条約が採択されました。核兵器が「力の象徴」

から「恥ずべきもの」に変わった、歴史的な瞬間でした。谷口さんは

病床で核兵器禁止条約を喜び、「核を持たない国で持っている国を

包囲しよう。これからだ」という言葉をのこして旅立っていきました。

先に逝かれた被爆者の仲間たちへ、核兵器禁止条約採決というお土産を

持って――

 私はこの条約を長年にわたって3回も提案し、採択へ結実させた

コスタリカの方々へ、心からお礼を言いたかった。日本人学生を前に

谷口さんの紙芝居をし、図書館長のカティアさんにお礼を告げると、

彼女は目をうるませながら「私も議長をつとめたコスタリカ大使エレン・

ホワイトさんを尊敬しています。メッセージを持ってきてくれてありがとう」。

 

大航海時代、多くの人々は、夢に帆をふくらませて大海をこえて

いきました。様々な文化は溶けあい、ことばや習慣となって現在を

かたちづくっています。

いま私たちが海をこえて語り合うことばや渡す贈り物も、いつか未来の

世界をほんの少し変えるだろうか。

未来の博物館に展示された印刷機から、こう印字される日が来ることを

願って、また旅をつづけよう。

「地球から最後の核兵器が撤去されました」。

 

お読みいただいてありがとうございました。

 

西岡由香

3 Attachments

マリア像.jpg

 

印刷機.jpg

 

国立博物館.jpg

 

ーーーーー

由香さん

コスタリカと長崎はとても近い所に魂がありそうですね。

6月のコスタリカからの来客オットンソリスさん集会が今から楽しみです。

コスタリカからオットンソリスさんをお招きして 6月8日の集会のことは

jumpMLに流します。

杉浦ひとみ

ーーーーー

 

コスタリカからオットンソリスさん来日 6月8日東京集会

杉浦ひとみです4月の地方選挙に続き、7月以降の参議院選挙、場合によると衆参同日選挙+憲法改正国民投票のトリプル選挙もありそうな情勢です。

そんな中で、日本の中に蔓延するあきらめ

海外に武器を持って戦いに行くことになったけどしかたない、戦争に巻き込まれてもしかたない、行政文書の記録も、統計もメチャメチャにされたけどしかたない、

今の政治イヤだけどしかたない・・・

こんなあきらめの空気を変えたくて

軍隊を持たずに、外交の手腕と、世界が評価するような環境保護、子ども選挙など、権利侵害を一国民が裁判所に訴えて権利を守る、

議員の40%は他方の性の議員、大統領再選禁止などの権力腐敗の防止制度 などをおこなって

がんばっている国があることを知ることで、希望を持つ風を吹かせたいと

コスタリカからの元政治家を招聘します。

東京の集会の仮チラシを添付します。

長崎でも集会を開くことになっていて、由香さんはその中心になってくださるのです。

集会に参加できる方は少ないと思いますが、全国的に賛同者を募って、こういった動きがあることを全国に伝えたいと思っています。

アイデアがあったらぜひ寄せてください。

6月8日の集会は、ぜひ予定に入れてください。

 杉浦 ひとみ
113-0033 東京都文京区本郷3-18-11
TYビル302
東京アドヴォカシー法律事務所
電話03-3816-2061 FAX 03-3816-2063

MLホームページ: https://www.freeml.com/jump-people

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